7/30 教育者の使命
私は中学2年生の頃、NHKラジオのフランス語講座を聞いていた。
なぜフランス語を聞き始めたかは覚えていないが、なぜやめてしまったかはハッキリを覚えている。
ある日、家庭訪問で担任の先生が家に来た。
その先生は英語の教師で、私がラジオでフランス語講座を聞いていることを知ったその人は、
『フランス語なんか聞いてないで、英語やりなさい。』と言ったのである。
素直だった私はその日を境に止めてしまったのだろう。
今となってはそんなことは過去のこと。
その教師を責めたところでなんにもならないが、もしその教師が
『そうか、フランス語勉強してるんだ。今から勉強したら将来とても役に立つから一生懸命勉強した方がいいよ。』
とでも言っていたら、私の人生は大きく変わっていたことだと思う。
フランスから来た留学生ともフランス語で会話していたかもしれない。
もちろん、この仕事をしていなかったかも知れないが・・・・
『少年よ大志を抱け!』とクラーク博士の有名な言葉がある。素晴らしい言葉だ。
この教師はこの言葉を知っているのだろうか?
少年に夢を持たせるのが教師、いや大人の仕事であって、夢を壊すのは仕事ではない。
こんな教師ばかり学校にいるんだったら自分の子どもは行かせたくなくなる。
東京では一部の区で自分が行きたい公立の中学校を選ぶことができるという。
将来これが東京全体、さらには日本全国広がっていくのだろう。
そうなるまでにやる気のないサラリーマン教師が変わっていってくれればいいのだが、
『生徒が減って楽になるから良かった』と思うのがオチかもしれない。
教育者たる者、学問の道を教えるだけにあらず、人の道を教えよ!